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Aqua Voiceの日本語入力を、327文字の原稿を3回読み上げて実測しました。
原稿と同じ内容に直すために必要だった修正は中央値で2か所、そのすべてが読点の付け外しで、誤変換はゼロでした。
一方で無料枠は1,000語ぶんしかなく、この3回の測定だけで807語を消費しています。
つまり精度で選ぶ価値はありますが、使い続けるなら課金が前提のツールです。
有料プランはProが月10ドル、年払いなら月あたり8ドル相当です(2026年8月12日確認)。
この記事で扱うAI音声入力ツールはTypelessです。無料プランは週8,000語まで使えるため、課金せずに手元で試してから読み進められます。
※料金ページが開きます。無料プランはそこから始められます。
- 修正は中央値2か所、すべて読点で誤変換ゼロ
- 文字誤り率0.6%、固有名詞16項目は48回全問正解
- 無料枠1,000語は3回の測定で807語を消費
- 有料はPro月10ドルから(2026年8月12日確認)
Aqua Voiceの日本語精度を実測|直したのは読点だけだった
Aqua Voiceの日本語精度は、今回の実測では3方式のなかでもっとも高い結果でした。
327文字の原稿を3回読み上げ、生出力を原稿に一致させるまでに必要な修正を数えたところ、中央値で2か所です。
しかも3試行で出た差分5か所はすべて読点に関するもので、語の聞き取り違いや誤変換は1つもありませんでした。
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| 入力方法 | 修正操作数 | CER(正規化後) | 固有名詞16項目 | 総所要時間 |
|---|---|---|---|---|
| Aqua Voice(無料プラン・辞書登録なし) | 2 | 0.6% | 48/48 | 2分05秒 |
| Typeless(使用歴6か月) | 3 | 0.9% | 46/48 | 1分49秒 |
| OS標準の音声入力 | 11 | 3.4% | 45/48 | 2分14秒 |
数値は各方式3試行の中央値です。
修正操作数は、生出力を原稿に一致させるために必要な挿入・削除・置換の最小合計回数(編集距離)を指します。
CER(文字誤り率)は、その編集距離を原稿の327文字で割った値です。
総所要時間は、読み上げ終わるまでの時間と、原稿と同じ内容に直し終えるまでの時間の合計です。
同じ原稿をキーボードで打つと、修正まで含めて5分04秒かかっています。
Aqua Voiceは2分05秒なので、約2.4倍の速さで仕上がった計算です。
3試行で出た誤りは5か所すべてが読点
3回ぶんの生出力を原稿と1文字ずつ突き合わせた結果、差分は合計5か所でした。
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| 試行 | 差分 | 内容 |
|---|---|---|
| 試行1 | 1か所 | 「リンクは、」の読点が欠落 |
| 試行2 | 2か所 | 「スライドは、」に余分な読点/「特に、」の読点が欠落 |
| 試行3 | 2か所 | 「特に、」「リンクは、」の読点が欠落 |
3試行すべてで再現した誤りはなく、最大でも「特に、」と「リンクは、」の2か所が3回中2回でした。
人名の「斉藤」、社名の「株式会社アルティメイト」、数字の「0.8ポイント」、略語の「KPI」はいずれも3試行とも正解しています。
OS標準の音声入力が3回とも「第二四半期」と漢数字にした「第2四半期」も、Aqua Voiceは3回とも正しく書きました。
この結果で公平に見ておきたいのは、Aqua Voiceだけが辞書登録も使用履歴もない初日の状態だった点です。
比較相手のTypelessは、使用歴6か月で固有名詞を学習済みのアカウントです。
OS標準もAppleのパーソナライズ音声認識モデルが効いた状態でした。
3方式ぶん9試行の生出力全文とテスト原稿は、AI音声入力の日本語精度を比較した記事で公開しています。
Aqua Voiceの無料枠は1,000語|実測3回で807語を消費
Aqua Voiceの無料枠は、アカウント作成時に付与される1,000語ぶんです。
この記事の測定、つまり327文字の原稿を3回読み上げただけで807語を使い切る手前まで届きました。
無料枠は「じっくり使い込む量」ではなく「精度を数回試す量」だと考えておくのが安全です。
3試行を終えた時点で、アプリのアカウント画面には使用済み807語、Webの料金画面には残り193語と表示されていました。
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| 項目 | 実測値 |
|---|---|
| 読み上げた文字数 | 327文字 × 3回 = 981文字 |
| 消費した語数 | 807語(残り193語) |
| 1回あたりの消費 | 約269語(327文字のビジネスメール1通ぶん) |
| 1,000語で書ける目安 | 同じ長さのメールで3通強 |
981文字で807語という結果から、今回の原稿では日本語1文字がおよそ0.8語として数えられた計算になります。
英語圏の感覚で「1,000語もあるなら当分もつ」と考えると、日本語では1,200文字ほどで底をつく可能性があります。
ただしこれは1つの原稿で1回試した結果なので、文体や漢字の比率で変わる余地があります。
また公式サイトには「アカウント開始時に1,000語」とだけ書かれています。
週や月ごとに回復するという記載は見つかりませんでした(2026年8月12日確認)。
回復しない前提で、試す原稿を先に決めてから使い始めるのが無駄がありません。
1,000語では足りず、それでも課金の前に自分の文章で試したい場合は、Aqua Voiceのアプリで発行できる招待リンクが使えます。
招待リンク経由で登録すると、有料のProプランを1か月無料で利用できます(筆者のアプリ内で発行したリンク、2026年8月12日時点)。
Aqua VoiceのProを1か月無料で試す(招待リンク)
※招待リンクです。ここから登録した方がクレジットを使うと、筆者にもProの1か月無料が付与されます。この記事の測定はすべて無料プランで行っており、精度の評価は特典の有無と関係なく実測値のとおりです。Aqua Voiceとは広告契約や金銭の受け取りはありません。
Aqua Voiceの料金|Pro月10ドル・年払いなら月8ドル相当
Aqua Voiceの有料プランは、個人向けのProが月10ドル、上位のMaxが月30ドルです。
年払いにするとProは96ドル、Maxは288ドルで、月あたりに直すと8ドルと24ドルになります。
公式はこれをセールではなく年払いの割安価格として掲示しており、期間限定の値引きは出ていませんでした(2026年8月12日確認)。
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| プラン | 月払い | 年払い | 年払いの月あたり |
|---|---|---|---|
| 無料(Starter) | 0ドル | — | — |
| Pro | 10ドル | 96ドル | 8ドル |
| Max | 30ドル | 288ドル | 24ドル |
| Team | 15ドル/ユーザー | — | 12ドル/ユーザー |
価格はドル建てなので、日本から契約する場合は決済時のレートと為替手数料が上乗せされます。
無料と有料の実務的な差として大きいのは、固有名詞を登録するCustom Dictionaryの件数です。
公式の料金ページによると、無料プランは5件まで、Proは800件まで登録できます(2026年8月12日確認)。
社名や社内用語が多い仕事では、5件では足りずProが前提になります。
課金前に知っておきたい解約と返金の条件
公式の料金ページには「Cancel anytime」と記載があり、いつでも解約できると案内されています。
ただし利用規約の第5項には、支払い義務は取り消せず支払済みの料金は返金しないと明記されています(2026年8月12日確認)。
つまり解約は自由でも、残り期間ぶんが戻ってくる仕組みではありません。
年払いは月払いより2割ほど安くなりますが、合わなかったときの取り返しがきかない点は先に見ておくべきです。
解約画面までの経路は、Macアプリの[アカウント]から[アップグレード]、またはWebのユーザーメニューから[Billing]に進む形でした。
なお筆者は無料プランのままのため解約ボタンが表示されず、有料契約後の最終操作までは確認できていません。
iOS版はApp Storeで「無料・アプリ内課金あり」と表示されています。
公式FAQによると、1つのProアカウントをiOS版とデスクトップ版の両方で追加料金なく使えます。
App Store経由の課金額がWebと同じかどうかは確認できていないため、金額を比べてから契約先を選ぶのが確実です。
Aqua Voiceに課金する価値がある人・無料のままでよい人
読点を自分で打ち直す手間が苦にならないなら、無料のOS標準音声入力で足ります。
実測でもOS標準の誤りは3試行32か所のうち22か所が読点の欠落で、聞き取り違いは2か所しかありませんでした。
逆に、書いた文章をそのまま人に送る量が多いほど、直す場所が2か所で済む差が毎日効いてきます。
Aqua Voiceに課金する価値がある人
- 社名・人名・専門用語が多く、同じ語を毎回直している
- 辞書に登録したい語が5件を超える
- メールや議事録など、そのまま人に送る文章を毎日書く
- 読点の打ち直しに毎回1分近くかけている
無料のまま様子を見てよい人
- メモや下書きが中心で、体裁を整えずに使う文章が多い
- AIへの指示が主な用途で、読点の有無が結果に響かない
- 1日に書く量が少なく、読点を数か所打ち直しても苦にならない
- 音声や文字のデータを外部サービスへ増やしたくない
Macで無料のまま精度を上げる設定は、Mac標準の音声入力で足りるかを判定する記事にまとめています。
月額を抑えたい人はTypelessも比較対象になる
精度は近いところまで来ていて、無料で使える量を重視するならTypelessという選択肢もあります。
今回の実測でTypelessの修正は3か所、文字誤り率は0.9%で、Aqua Voiceの2か所・0.6%とは僅差でした。
大きく違うのは無料で使える量で、Typelessは無料プランでも週8,000語まで使えます(2026年7月29日確認)。
一度きりの1,000語で判断せず、しばらく日常の文章で試してから決めたい人には、こちらのほうが現実的です。
ただしTypelessは3試行のうち1回、1文(38文字)がまるごと出力されない事象が起きています。
速度そのものの比較は音声入力とタイピングの速度を実測した記事で扱っています。
料金と無料枠まで含めてどちらに課金すべきかは、TypelessとAqua Voiceを条件別に比較した記事で整理しています。
実測で残った注意点|この記事で確認できていないこと
今回の測定は1人の声・1つの原稿・3試行なので、そのまま万人に当てはまる数値ではありません。
とくに条件がそろっていない部分と、まだ確かめられていない項目を先に書いておきます。
学習の状態がそろっていません。Aqua Voiceだけが辞書登録も履歴もない初日で、比較相手は学習済みの状態でした。
測定日が2週間離れています。OS標準とTypelessは7月29日、Aqua Voiceは8月12日の測定です。
機種・マイク・録音環境・原稿・読み上げ方はそろえていますが、同じ日に続けて測ったわけではありません。
確定までの待ち時間は測っていません。公式FAQは発話停止から約450ミリ秒で確定テキストが出ると説明しています。
体感でも長い文で1秒程度でしたが、単独で計測していないため実測値としては扱いません。
無料枠の消費は測定後の表示だけを記録しています。使い始める前の残量表示を控えていないため、807語は3試行を終えた時点の値です。
上限に達した瞬間の挙動は未確認です。残り193語で測定を終えたため、停止するのか警告が出るのかは確かめていません。
音声データの扱いは調査中です。録音の送信先・保存期間・学習利用の有無は、規約と設定の確認が済み次第この記事に追記します。
測定条件は次のとおりです。
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| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 測定日 | 2026年8月12日(Aqua Voice) |
| アプリ | Aqua Voice 0.18.8/無料プラン/辞書登録なし |
| 機種 | MacBook Air 15インチ(M5/メモリ24GB) |
| OS | macOS Tahoe 26.5.2 |
| マイク | 本体内蔵マイク(外付けマイクなし) |
| 録音環境 | 静かな室内 |
| 入力先 | テキストエディット 1.20 |
| 試行回数と採用値 | 3試行、採用値は中央値。試行間は約1分空ける |
| 読み上げ方 | 原稿を目で追いながら通しで読む(文ごとに区切らない) |
| 原稿の扱い | 原稿はiPhoneまたは紙に表示し、Mac上には置かない。試行前にクリップボードを無関係な文字で上書きする |
原稿をMacの画面に出さないのは、AI音声入力ツールが画面上のテキストを参照しうるためです。
原稿をMac上でコピーしてから読み上げると固有名詞の正答率が上がり、読者が自分の環境で試したときの数字と合わなくなります。
まとめ:Aqua Voiceは日本語で使えるか
要点を改めて整理します。
- 日本語の精度は実測で最上位:327文字の原稿で修正は中央値2か所、文字誤り率0.6%
- 直したのは読点だけ:3試行で出た差分5か所はすべて読点で、誤変換と聞き取り違いはゼロ
- 固有名詞は48回すべて正解:辞書登録なしの初日で、学習済みのTypeless46回・OS標準45回を上回った
- 無料枠1,000語は3回の測定で807語を消費:日本語では1,200文字ほどで底をつく計算
- 有料はPro月10ドル・年払いで月8ドル相当:解約は自由だが支払済みの返金はない
精度で選ぶなら実測どおり有力ですが、無料枠が短いぶん「試して決める」時間はあまり残されていません。
まず自分の文章でしばらく試してから決めたい場合は、無料で使える量が多いツールから触るほうが失敗しにくくなります。
Typelessは無料プランが週8,000語まであり、課金せずに自分の用途で使い心地を確かめられます。プランの内容は料金ページで確認できます。
解約手順まで先に確認したい方 → Typelessの料金と無料枠を実機で確認
Aqua Voiceの日本語利用に関するよくある質問(FAQ)
- Aqua Voiceは日本語でも精度が高いですか?
-
今回の実測では高い結果でした。327文字の日本語原稿を3回読み上げたところ、原稿と同じ内容に直すために必要だった修正は中央値で2か所、正規化後の文字誤り率は0.6%です。人名・社名・数字・略語・同音異義語の16項目は、3試行48回すべて正解しました。3試行で出た差分5か所はすべて読点の付け外しで、語の誤変換や聞き取り違いはありませんでした。
- Aqua Voiceの無料枠はどこまで使えますか?
-
アカウント作成時に1,000語ぶんが付与されます。この記事の測定では、327文字の原稿を3回読み上げただけで807語を消費しました。日本語では1文字あたり約0.8語として数えられた計算になるため、1,200文字前後で使い切ると見ておくと安全です。公式には週や月ごとに回復するという記載はありません(2026年8月12日確認)。
- Aqua Voiceの料金プランと解約条件を教えてください。
-
2026年8月12日時点で、Proが月10ドル、Maxが月30ドル、Teamが1ユーザーあたり月15ドルです。年払いはProが96ドル(月あたり8ドル)、Maxが288ドル(月あたり24ドル)で、公式はセールではなく年払いの割安価格として掲示しています。料金ページには「Cancel anytime」とありますが、利用規約では支払済みの料金は返金しないと定められています。ドル建てのため、日本からの契約では決済時のレートと為替手数料が加わります。
- 「アクアボイス」という音声入力アプリと同じものですか?
-
同じです。Aqua Voiceは日本語の記事やSNSで「アクアボイス」とカタカナ表記されることがあります。この記事で扱っているのはmacOS向けのデスクトップアプリ(バージョン0.18.8)で、iOS版も公式に提供されています。公式サイトとアプリ内の表記はいずれも英語の「Aqua Voice」です。
- Aqua Voiceの評判は実際のところ正しいですか?
-
「日本語でも誤変換が少ない」という評価は、今回の実測と一致しました。辞書登録をしていない初日の状態で、学習済みの他ツールより誤りが少なかったためです。一方で「無料でも十分使える」という評価には注意が必要で、無料枠1,000語は数回の試用で消えます。確定までの速さやプライバシー面はまだ実測できていないため、この記事では評価していません。
- Aqua VoiceとTypelessはどちらを選ぶべきですか?
-
精度を最優先するならAqua Voice、無料で試せる量を優先するならTypelessです。実測では修正が2か所と3か所、文字誤り率が0.6%と0.9%で僅差でした。無料枠はAqua Voiceが合計1,000語、Typelessが週8,000語(2026年7月29日確認)と差があります。ただしTypelessでは3試行のうち1回、1文がまるごと出力されない事象が起きているため、送信前の読み返しは省略できません。
公式リンク(出典・最終確認)
最終確認日:2026/08/12
- Aqua Voice 料金ページ:Pro・Max・Teamの月額と年額、無料枠1,000語、Custom Dictionaryの登録件数、Cancel anytimeの記載(2026/08/12確認)
- Aqua Voice 公式FAQ:無料枠の考え方、発話停止から約450ミリ秒で確定する仕様、iOS版とデスクトップ版の併用(2026/08/12確認)
- Aqua Voice 利用規約:第5項の返金不可条項(2026/08/12確認)
- Typeless 料金ページ(日本語):無料プランの週8,000語(2026/07/29確認)
